【帰国子女受験の面接対策 ②】演劇のサマーキャンプに参加

演劇の舞台

●お子さんが内向的な性格で積極性やリーダーシップが無い。

● 子供の性格が、私立中学が期待している帰国子女のステレオタイプでは無い。

● 海外での特殊な経験や乗り越えた危機などの、面接でアピールする事例が無い。

…上記のようなことでお悩みではありませんか?

内向的な性格が悪い訳では無いです。けれども、このままでは帰国子女入試で不合格になってしまうのではないか?…そう思っても具体的にどうすれば良いのか分からないですよね。

私もかつて上記のことで頭を悩ませていた親の一人でした。

そして、間接的にではありますが、結果的に現在は解決に致っています。

この記事では、子供を内面を変えるキッカケになった、ある試みの事例を載せています。

演劇のキャンプに入る。

日本への帰国前に、最後のアメリカでの夏休みがありました。

筆者
筆者

もうすぐ帰国だね。最後のサマーキャンプになるけど、何がしたい?

もう最後だし、好きなの選んでいいよ‼

娘

演劇のキャンプに行きたい!

驚く筆者
驚く筆者

え⁉ そうなの⁉ 大人しい性格なのに、そんなの出来るの?

(ずいぶんアクティブなのを選んだなぁ?)

これより少し前に、現地校の生徒会選挙に出馬して、会計の役員を得た経験があったので、実は娘の性格は、私の気づかないうちに変化し始めていたのかもしれません。

引っ込み思案な娘

うちの娘は、もともと引っ込み思案なところがありまして。。。日本に住んでいた時は、授業参観でも、恥ずかしがって全く手を挙げない人だったんですよね… (T ^ T)

帰国子女・受け入れ校の先生
帰国子女・受け入れ校の先生

自己主張があって、クラスを率先して導いて一般生に良い影響与えてくれる。

そんな帰国子女が、私達は欲しい!

筆者
筆者

いやいやいや…うちの娘のように、自己主張激しくない内向的な帰国子女もいるんですよ…

でもそういうタイプは、私立中学にとって喜ばれないのかなあ?

世の中、内向的な性格の人間だって必要ですよ。。。私だって隠キャでオタク人間です。じゃなきゃこんな漫画ブログ書いてないです。

でも、自分は隠キャでも、我が子には陽キャであって欲しいのが親心。。。

日本だと、おとなしい人は「でしゃばらなくて奥ゆかしい」と評価されることもありますが、アメリカでは「シャイな事は良くないこと」とされています。

なので娘が演劇のキャンプを選んでくれて嬉しかったですね。。。彼女の内向的な性格も、ちょっとは外交的になるんじゃないかと期待していました。

1人で演劇キャンプに参加する。

駐在家庭同士で「一緒に子供同士、同じキャンプに参加させましょう!」と示し合わせる人も多いですが、私があんまり人と一緒に何かする人間じゃなくて。(ええ、だから私自身、友達も少ないんですよ。。。)

やっぱり別のことがしたくなったときに断りづらいし、示し合わせるとその約束に拘束されてしまう感じがするじゃないですか。

筆者
筆者

自由の国アメリカに来てまで、不自由になりたくない!!

なので、日本人の友達と一緒に参加することは全く思い付きもしませんでした。

例年のように、内向的な娘を、たった1人でキャンプに放り込んでしまいました。

娘は、それに関しては特に疑問も文句もなく参加していましたね。。。いつもやらされてるからですかね(汗)。

みんな、性格の矯正目的でキャンプに参加させられている⁉︎

初日、迎えに行ったら、いきなり友達が出来たようで、女子同士でガールズトークをしていました。

でもこういう演劇のキャンプって、私と同じような思いで参加させている親が多いみたいですね。やっぱり内向的そうな白人・アフリカ系・アジア系の3人で、和気あいあいと、しゃべってました。

大人しい女の子達

でも人種に対する垣根がないところは、さすがだなぁ…。(感心)

気になる役柄は、村人A⁉︎

演目は「サウンド・オブ・ミュージック」だそうです。

大勢参加するキャンプだけあって、たくさん役がありそうな演目です。

筆者
筆者

何の役をやるの?

娘

舞台監督に「ソロパートやりたくない人〜?」と聞かれて、つい手を挙げてしまったんだよ…。

だから修道女の役になってしまったよ。。。

驚く筆者
驚く筆者

えぇ⁉︎なんでそんなこと言ったの!

せっかく帰国子女入試の面接でこの話使おうと思ったのに‼︎

主役やれとは言わないけど、せめて

もっと前へ前へ出なさいよ!

またしても親の教育虐待が炸裂してますね… (反省)

やっぱり人間の性格の本質は変えられませんでしたね〜。

娘の役柄は、たくさんいる修道女のうちの1人だそうです。(村人Aみたいな?)

ソロパートを断ったと聞いて怒ってしまっていましたが、まぁアメリカ来て言葉もわからない中、5年間も頑張って来たんだし、もういいか…。もう帰国だし。

衣装は自前と言うことで、修道女の服を早速つくりました。オタクの血が騒ぎます♬

修道女の衣装を着た娘

発表当日。

舞台の上で演技している子供たち

端役なのでセリフも少なかったし、大勢の中で歌ってたので上手か下手かもよくわからなかったですが、アメリカの最後の思い出作りができて、良かったんじゃないでしょうか。。。(半分諦めにも似た気持ちでした。)

面接のネタとしては結局使わなかった。

娘がソロパートを断ったことに、憤ってしまった私でしたが、結局、試験の面接で海外での経験を聞かれる事はなかったそうです。

が、試験の1つに、帰国子女同士でのグループ・ディスカッションがあったのですが、そこで画期的な?アイデアを発言して、合格をいただいたそうです。(本人談)

…? いつの間にか外交的な人間に変化していました。

筆者
筆者

グループ・ディスカッション⁉︎

そんなヘビーな試験、絶対落ちるだろうなー。

むしろ、あの大人しいあの人が合格したら奇跡だわ〜

…なんて、思っていたのにその奇跡が起こりました。。。

いつの間にやら舞台度胸? 面接度胸がついたんですかね?

そして、考えられないことに、学校での部活は『英語ディベート部』を選び、国際試合でガンガン発言しまくっています。

部活がめちゃくちゃ楽しいらしく、勉強そっちのけで楽しそうに励んで青春していますね。。。学校の成績は悪いのに部活では表彰されまくっているらしいです。(本人談なので話盛ってるかもしれません)

思ってもないところで、変な風に過去の経験が生きたりするので、人生って面白いなぁと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました