【帰国子女受験の面接対策①】アメリカ現地校の生徒会選挙に出馬

●お子さんが内向的な性格で積極性やリーダーシップが無い。

● 子供の性格が、私立中学が期待している帰国子女のステレオタイプに当てはまらない。

● 海外での特殊な経験や乗り越えた危機などの、面接でアピールする事例が無い。

…上記のようなことでお悩みではありませんか?

内向的な性格が悪い訳では無いです。
けれども、このままでは帰国子女入試で不合格になってしまうのではないか?
でも具体的にどうすれば良いのか分からないですよね。。。

私もかつて上記のことで頭を悩ませていた親の一人でした。

そして、間接的にではありますが、結果的に現在は解決に致っています。

この記事では、子供を内面を変えるキッカケになった、ある試みの事例を載せています。

人の内面を変えることは出来るのか?

私は関西の人間なので、トラブルに巻き込まれた時に「これはこれで大変だけど、でもネタとしてはおいしいかも…?」と考えてしまう、芸人思考があります。

芸能人などの話を聞いていても思うことなのですが、平穏無事な人生を送るよりも、山あり谷ありの人生を送ってこられた方は、やはり深味のある話をされます。

そして、そういった方は他人の心の痛みなども共感できる、良い方が多い気がしませんか?

子供が、トータルで見て良い人間関係が築けて、いい人生を送れるようになるかもしれません。
可愛い子には旅をさせよ、とは良く言ったものです。

筆者
筆者

誰も選ばないような、茨の道を選んだ方が経験になる‼

平和な場所から敢えて飛び出すことも必要なのでは?

就職の面接でも、そんな感じではないでしょうか。

学生にどんな苦労にあってそれを乗り越えたかとか、それによりどんな学びを得たか、と言う話を面接官は聞きたいのだと思います。

…そう思った私は娘に持ちかけました。

生徒会選挙に出馬させたい親 VS 抵抗する娘。

筆者
筆者

今度アメリカの現地小学校で、生徒会の選挙あるやんね?
出馬してみたら?

娘

そんなの恥ずかしい!

目立ちたくない! いやだ!

筆者
筆者

私立中学に、帰国子女枠で入学したいって言ってたよね?

本気で行きたいならそれぐらいの事やるべきでは?

…私に説得され、渋々ながら娘は選挙活動することになりました。

まずは何の役員に立候補するかを決めなければいけません。

結論から言うと、会計に立候補することにしました。

娘は計算が得意だとまわりから思われていました(日本人ボーナス)。。。

あと近所にあった日本人が経営されてる算盤教室に通っていました。

会計は地味なので、対立候補が少ないだろうと予想されるのも、狙い目でした。

人気のある役員、例えば広報などは活動としては主に校内ポスターを描いたりします。
そのために女子の立候補者がたくさん出るので、倍率が高いので避けました。

筆者
筆者

さすがに生徒会長は、駐在家庭の分際でおこがましいかなと、

自主規制しました…。

選挙活動に取り組む。

さて、選挙活動をしなければいけません。

私達はしがない駐在家庭なので、勝手が分かりません。

周りのやってることを見ながら真似ていくことにしました。

※画像はイメージです。

付箋シールを買ってきて、そこにカラーペンで可愛く娘の名前と”Vote me!!”(私に投票して!)と、書き込んだものを2人がかりで大量につくりました。

それを娘が学校に持っていって他の生徒に大量に配布、胸元に貼ってもらいまくりました。

※画像はイメージです。こちらはアメリカで大人が選挙に行った後で、配られるシールです。

そして、体育館での選挙演説の前日の夜。

娘は、原稿を用意してスピーチの練習をしていました。

娘

出馬はしたけど、別に落選しちゃってもいいよね?

これでもう充分、受験のネタとやらになるよね?

筆者
筆者

結果的に落選するのは構わないけれど、

最初からそんな気持ちで臨むのは良くない

立候補するからに当選する気持ちで行かないと失礼では?

生徒会の仕事も別にたいしたことないって!
恐れなくても大丈夫だよ!

…今から思い返すと、うちの子ってホントに弱気かも。。。見てて苦しい程です。

ザ・奥ゆかしい日本の女の子』を地で行っていました。
こんな弱気な帰国子女で、日本に帰って苛めとかに会わないか心配です。

アメリカ人の基本的な考え方として『失敗はしてもいい、チャレンジする気持ちが大事だ!』というのがあります。

アメリカにもう5年ぐらい住んでるのに、もうちょっとポジティブに影響されててもよさそうなもんですが。。。

選挙演説の日

そして選挙演説当日、体育館で全校生徒を前に、練習したスピーチを披露しました。

会計の対立候補は、なんと‼ 
たまたまその年は誰もいなくて、娘1人だけの立候補でした。

算盤も、壇上で披露したらしいです。

自分が会計の適任者であると言うアピールです。

筆者
筆者

周りの人に、どうやってその計算が合っているって伝わったの?

誰かが電卓で検算したとか?

娘

難しそうな数字をドヤ顔で大きい声で言ったら、

みんなに『多分合ってるんだろう』と思ってもらえたよ‼

え⁉︎ そんなんでいいの? 適当だなぁ。

無事に生徒会に入る。

その後、無事に娘は生徒会入りしました。

嫌がりながら出馬してた割に、役員になってしまえば楽しかったようで、一生懸命に生徒会の仕事に打ち込んでました。

入試で特に聞かれなかった。。。

しかし、帰国子女入試でこの経験ついて、面接等でこの話を披露する機会は結局一度もありませんでした。

がんばってコツコツ受けた英検の級も、たった1つの学校に、尋ねられただけです。

結局、試験当日の一発勝負で入学しました。

なので受験のネタにすると言う、当初の思惑は無駄になってしまったんですが、まぁこうして今ブログを書くネタにはなってるのでちょっとは役に立ちました。(⌒-⌒; )

でもやっぱり外に働きかける経験は必要

話そのものはネタにはなりませんでした。
が‼、大勢の前でスピーチしたり、成功体験を積んだ事が、その後大きく彼女の自信の糧になりました。

現在は無事に入学した中学校にて、「英語ディベート部」にてバリバリ青春しています。

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